ARM Smith”Clock Machinery” #17

■L96AWS mojji Viper & ProSilencer ■

数あるスナイパーライフルの中で特に奇抜なスタイルを採用する、アキュラシー・インターナショナル社製の対物狙撃ライフルがL96AWSである。世界中の警察機関などでも採用されており、昨今のライフルの決定版といっても良い。

エアガンでは、東京マルイのL96AWSとマルゼンのAPS Type-96など、さまざまなメーカーがモデル化している。

なんと言ってもカッコいいストックが魅力的だが、Type-96はマガジンが従来のボルトアクションと同じ位置に内蔵されているのに対して、L96AWSはというと、見事にマガジン位置も実物通りとなっているため、ゲームでも雰囲気抜群だ。マガジンには40発のBBが装填されるため、2つもあれば事欠くことがないし、非常に素直な弾道で、これまでのスナイパーライフル(エアガンのね)の常識を覆した逸品なのである。(ただ、姉貴分のVSR-10には劣ってしまう)

私の持つL96AWSは先日の改造で、調子を悪くしてしまっていたが、たまにVSR-10よりも射撃が安定する場面もあるので、今後も慎重に調整していけば、クライブのガングニールHAG35みたいになれるかも知れない。勿論、本体が重いので、担いで走ると疲れてしまうが・・・

そんなL96AWSにサイレンサーと先の新型スコープを搭載すると、かくも悪魔の如き存在感と威圧感を醸し出す。

かなり攻撃的なフォルムを手に入れた。やはりこのスコープは、大型ライフルの方がよく似合うようだ。そもそもスコープ自体が大型なので、ある意味こちらが鉄板かもw なんかやってくれそうだ!

L96viper2 長い!この長さが戦場では命取りになるケースも多い。でも長いバレルにはこだわりたいんですよね。「こだわるからこそ、看板も光る」背負ってるモノが違うんですなw

スコープもなかなかスマート。これで有名になるためには、シャークマウスと目をペイントして、見た目にも凶悪にすると良さそうだ。L96AWSはやっぱりカッコイイなぁ。バイポッドを着けたら完璧なんだけど、さらに重くなるのが悩みの種。

L96viperこのストック、いささか人間味の欠けるデザインで、職人的な美意識と言うよりは工業的な洗練さを感じますね。タズル迷彩はなかなかの好評でして、さらに特徴的なライフルとなったのでありました。

将来的には、このL96AWSを凄いライフルに仕上げたいと思っているので、大事に使っていきますよー

 

明日はTBFにゲリラ参戦!

TBFは栃木県にある新進気鋭のバトルフィールド。ゴルフ場の一角に設営されたフィールドで、なだらかな起伏と芝生によって動きやすいアクティブ&スポーティな戦場である。

今回で2回目の遠征ですが、いろいろ試したいコトが多いので今から楽しみ!

みんな、アルペンカモのスナイパーがいたら間違いなく僕なので、見かけたら声をかけてあげてね!

戦場で会おう!

 

 

 

ARM Smith”Clock Machinery”  #6

■東京マルイ VSR-10

今回は画像がない!

なので、どんな恰好をしているのかは、皆様の想像と検索能力にお任せするとして、話をさせて頂きたい。

東京マルイがリリースしたVSR-10というライフルが今回のおつまみであります。

ついこの間まで、特にユーザーが多かったマルゼンのAPS-2シリーズに対抗する雰囲気が強かったVSR-10は形も酷似しているし、レミントンを意識したスタイルもそのままだった。VSR-10の発売当初、APS-2をカスタムして使っていた私にとっては、VSR-10のあまりにも安い値段に鑑み、コピー品程度の評価しかしていなかったので、使うのはほんとについ最近のこととなる。

APS-2に比べて、重量が非常に軽く、オモチャみたいな感覚を覚えたが、命中精度を語るとなると非常に優秀なライフルだったのである。

スコープとの相性もあるけれど、ゼロイン調整が容易なことからも、チャンバーの構造や造りがしっかりしているというコトになる。

実際ゲームでは軽さと命中精度で大活躍した。APS-2がノーマルでここまで当てられたかというと答えはNOだったから感心してしまう。

 

そんなVSR-10もシリーズが結構リリースされ、発射時の反動が実銃みたいな「リアルショック」をはじめ、サバゲーでの使いやすさを重視した「プロスナイパー」と目的に合わせた選択が可能な嬉しいライフルとなって親しまれている。

「プロハンター」というモデルもステンレス・シルバーのバレルとスコープが眩しい「猟師」のライフルとして人気が高い。

圧倒的な低コストで高い射撃水準を実現している本器のチューニングはもちろん「外装」のドレスアップが一番手軽に楽しめる。

当店のVSR-10は、現在こそノーマル然としているが、今後はハンター仕様にしていく予定でメッキ塗料等をそろえた。ネックになるのがストック(銃床ともいふ)で、本物のストックにするか、今のを塗装してレリーフを彫るか・・・、そんなこんなを考えているトコロ。射程延長がその次の課題で、こちらもピストン換装で様子見といった流れか。

ボルトアクションライフルって、なんでこんなに構造がシンプルなんでしょ(笑)

パーツ交換からパワーUPまで、パーツさえそろえばいつでも分解して、すぐ組み立てられるから楽しい。

カスタムのご依頼はぜひ当工房まで!

 

◇我が部隊の隊長殿が新式の自動小銃を購入するらしい。

どうやら、県外エリアへの遠征作戦が水面下で準備されているようだ。

・・・とは言っても、スナイパーしか出来ない私にとっては、お荷物にならない様に立ち回るだけなんですけどね(笑) そろそろ必殺のアウトレンジ・スナイプを披露しようではないか!

 

次回のARM Smith”Clock Machinery” は・・・

何にしようかしら?

迷彩服について、お話させてくださいな。

みんな、サバゲーやろうぜ!

 

ARM Smith”Clock Machinery”  #5

■ H&K PSG-1 狙撃銃

時は遡り、1998年頃。東京マルイから一丁のスナイパーライフルがリリースされた。

万能自動小銃として活躍中だったG3シリーズに「狙撃専用」という肩書を持ったモデル、PSG-1が追加された。

当時のエアガン技術の結晶として、圧倒的な存在感と、子供はおろか大人だって容易に購入できない高価格なエアガンとして君臨したのが本器PSG-1だった。その性能は特筆に値し、10mでの射撃グルーピングで2cm以内という驚異的な精度をもっていた。このころ、メタルギア・ソリッドがリリースされ、そこにPSG-1が登場していたこともあり、憧れた方は多かったことだろう。

実銃の方はというと、ドイツの特殊部隊GSG9に正式採用されたモデルではあるのだが、軍事行動で見かけないことから、かなり特殊な狙撃銃であったことが推測される。銃を人質に当てている犯罪者の、銃のみを打ち抜いたり、人差し指を打ち抜いたりするエピソードは有名だ。

 

このエアガンの特徴は「電動ガン」であることも挙げられる。再装填が自動なので、リカバリーショットを瞬時に叩き込める利点があるし、モーターのパワーによって長距離への射撃が可能となったコトも魅力だ。

さらに、電動で駆動するくせに「セミオートのみ」という男前な発射機構を持つことには驚いた。

当時は魅力のカタマリの様なエアガンで、まさしくスナイパーが持つであろう狙撃銃の終着点であったモデルなのだ。

ブログPSG-1これを手に入れる頃には、僕自身が大人になってしまっていたし、そこまでして欲しいエアガンでもなくなってしまっていた。サバゲーもしばらくやっていなかったし・・・。L96AWSは最新なだけあってよく当たる銃だったから、それで満足していた。

今回、縁があってPSG-1を譲り受けたのだが、夢がまた一つ叶ってしまった気分だ。

十数年前の最高は、現在では並以下の性能とネットで予め調べていたが、使ってみてのインプレッションは違い、メンテナンスである程度の性能は維持できるコトを感じた。おそらく、練習と調整が完璧なら、30m先の煙草の火を消せると思う程、しっかりしていた。

このPSG-1を最強の狙撃銃に仕上げるのが当店の使命なのかもしれません。

チューニング項目は次の通り。

①各部の静粛性能向上:経年劣化や初期設計段階から残された、音の発生を極力抑える事。

②命中精度の向上・安定化:バレル、シリンダー、ピストンなどの調整

③耐久性の向上

この三つ。うちに来たからには失敗作だなんて言わせないゾ!

次のゲームでさっそくデータ収集をしながらチューニングしていく予定で、PSG-1のプロジェクトは順次こちらで公開していくので皆様の応援待ってるぜ。ファンレターは事務所まで(笑)

 

さて、次回のARM Smith”Clock Machinery”は・・・

東京マルイ VSR-10を紹介します。

 

 

ARM Smith”Clock Machinery”  #2

■L96AWSについて

東京マルイからリリースされたスナイパーライフル、L96AWSはマルイ製ライフルとしてはVSR-10シリーズの3作目。各種新機能をひっさげて登場したライフルであります。

実銃同様の弾倉(マガジンといふ)レイアウトをとる本器は、エアガンとしては機構上難しいものだった。しかし、エレベーション機構を採用することで、給弾距離をそのままに直線距離自体の短縮に成功。実銃同様の弾倉を使用できるのはファンにとって嬉しい。ゲーム中の装填も容易になるので、これは革新的といっていい。

また、同シリーズのVSR-10シリーズに比べ、重量が増したコトで銃床の座りが良好になり精密射撃がしやすい機種になった。この重量増は金属製のモノコックをコア部分に装備したためだが、サバゲーにもじゃんじゃん使える頑丈さとスナイピング性能を発揮。ただ、重さゆえに取り回しが利かないという弱点も備えている。

そんなL96AWSは箱出し状態でもかなりの精度で狙撃することができる上、特徴的なサムホール・ストックは近未来的でカッコいい。コレクターにもおススメできるライフルといえる。

 

L96AWS

これは愛用のL96AWS。カッコいいでしょ(笑)

光学照準器(スコープって言えってば!)はSIIS製4-12x44の可変ズームに対応する僕の「目」で、標準よりも低い位置にセットされているのが特徴。弾倉は40発x2としているケド、ゲームでそこまで使うかは疑問(笑)備えあれば憂いはないのであります。上と右のダイヤルを回して着弾位置を調整します。

現在はインナーバレルにフローティング・スペーサーを挿入してブレを抑えるという簡易チューンが完了しています。

今後はトリガーフィーリングをスムーズにしたり、発射速度を規定値まで上げたりとパワーアップしていきたいトコロではあります。全部自力でやりますよー。

 

☆実銃のL96シリーズ☆

英国のアキュラシー・インターナショナル社が製作、狙撃銃トライアルへの供給を経て正式に採用された機種で、特殊弾(亜音速弾)と7.62弾やマグナム弾に至るまで、幅広い弾丸に対応したラインナップが存在する。有効射程距離は450mから最大1500mまでをカバーでき、装弾数は10発(通常弾使用時)でライフリングは4条右回り。隣国でいえば韓国でも採用されており、警察や軍でも多く見かけるようになってきた。これからのボルトアクション・ライフルのフラッグシップとして活躍しそうだ。

 

次回のARM Smith”Clock Machinery”は・・・

スナイパーの目「光学照準器(スコープ)」について語っていきますよ。

みんなもサバゲーやろうぜw