デザインをする人たちはおそらくみんな使っているであろうソフト、「Illustrator」。
私もABCの前の会社でもずっと使用していて、今年で9年目になりました。
ただ、そのうち6年間使用していたのは、バージョン8 時々9。
今はCC(数字にすると17)の時代なので、新しい機能がたくさん!
今まで作るのが面倒だった部品も、簡単に作れるようになっています。
そのうちの1つ、今年の初め頃から搭載された「ライブコーナー」という機能について説明してみますね!(ちょっと長くなるかも?!)
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バージョン8の時代、角が丸い四角を作ると、変形の際にうっかり歪ませてしまう、ということがありました。
また、角の丸さを変えたい場合、変更できないので作り直さなければいけなかったのです。
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ところが、バージョン9以降、「アピアランス」というもので様々な効果をつけられるようになり、データは四角のままで、角を丸く見せることができるようになりました。
(データ上は青い線の形だけど、見た目は黒い線のように丸くなってる)
これだと変形させても角が崩れないので、微調整が非常に楽になったんです。
角の丸さを変更できるようになったのも大きい!
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ただ、この機能を使えないときもあります。
こんな感じの枠、見たことあるでしょうか?
今までの作り方だと全部の角を同じように丸くしてしまうため、このような枠を作るにはちょっと手間が掛かったんです。
バージョン8の作り方で角を丸くした後、下のラインを消して、つなぎ合わせる。
ただ、見ての通り、高さが変わってしまうので、調整が必要になってしまうんですね。
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それが今、「ライブコーナー」という機能によって、あっという間にきれいに作れるようになったのです。
角を丸くしたいところだけを選ぶと、的のようなものが出るので、これを内側に引っ張るだけ!(数値入力も可)
高さもそのままで、1回の操作で作れてしまいます。
しかも、やっぱり角丸は左上だけでいいかな~となった場合は、今度は的を外側に引っ張るだけ!
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この機能のおかげで、ロゴのトレースなどは格段にやりやすくなりました。
一つ一つはそんなに時間の掛からない、地味な作業ではありますが、地味であるがゆえにストレスがたまるものだったのです。
バージョンアップ、アップデートするたびに、素敵な機能が増えていって本当にありがたい!
使い手もそれについていけるように日々勉強しなければな…と思うのでした。
そして先月の18日リリースされた新バージョンCC 2014では、
ライブシェイプ機能が搭載されましたね。
私はイラレはほとんど使わないので古いバージョンのままだけれどもー。