ある、晴れた日のこと。
真っ青な空をすいすい泳ぐ雲たち。
とてもたのしそう。
花たちもポッと赤くなっている。
『今日は熱いからね』
あ。
今日は素敵な住人に出会う日だなあ。
『しその葉ですか?』
いいえ、彼です。まんまるおめめの円らな瞳の彼です。
なんだ、蛙くんじゃないですか。
こんなに熱いのに田んぼのプールに入らないの?
日光浴もいいですが、今日は陽射しが強いですから、
干からびないようにしてくださいね。
私はその場を離れ、洗いたてのタオルを干し始めた。
しばらくしてまたシソの葉を覗くと彼の姿はもうなかったのでした。
(絵本風に語ってみましたwww^ω^)